

未来に進むために
DX推進を支えるチカラ
アイティーエムのMCSSP(Managed Cloud & Security Service Provider)は、これまでのMSP(Managed Service Provider)事業から、「クラウドマネジメント」と「セキュリティ対策」をより強化した新しい事業形態です。クラウドが前提となる時代のMSPとして、クラウドの最大限の活用とセキュリティ対策強化を組み込み、激動の時代を生き抜くお客様の成功を下支えします。
激しく変化するビジネス環境を技術とスピードで支援
新型コロナでデジタル化が一気に進みました。顧客の獲得や維持、パートナーとの協業などのビジネス活動がデジタルネットワーク上に移行しています。デジタルネットワークは無限に広がり、変化のスピードも加速しています。それに対応するIT基盤として、伸縮性や柔軟性に優れたクラウドを活用することはもはや不可欠です。
アイティーエムのMCSSPは、お客様がクラウドのメリットを享受しながら市場の変化に対応することを可能にすることを目指します。アイティーエムは20年以上MSP事業を展開しており、市場で確固としたポジションを築いています。お客様が置かれている市場に目をやると、変化の速度が速く、クラウドはそこで魅力的な選択肢となっています。「変化への対応」に「安心・安全」を付け加えるMCSSP事業は、お客様がクラウドのメリットを享受しながら市場の変化に対応することを可能にします。
ITへの依存が高くなるほどセキュリティの脅威も増します。後回しになりがちなセキュリティ対策を最初から組み込むことで、「変化への対応」に「安心・安全」を付け加える。MCSSPはそれを目指すアイティーエムの新しい事業形態です。
「人的リソース不足」と「セキュリティ対応」 2つの重大課題
アイティーエムではクラウド時代のお客様の課題として、「人的リソースの不足」「セキュリティへの対応」の2つが大きくのしかかっていると認識しています。
変化や新しいニーズを捉え、それを具現化するためには人的リソースが必要です。アイティーエムでは、企業のサービス開発者がDevSecOpsの全領域を受け持つために、新しいサービスの開発に時間を割けないという例を多数目にしてきました。
同様に、脆弱性の管理や対策などのセキュリティ対応に時間を取られている企業も少なくありません。サイバー攻撃は国境を超えて日常的に発生しています。デジタルの重要性が高まる中で、セキュリティ事故は財務的損失だけでなく、企業の信頼にも大きな傷を与えます。


MCSSPはそのような課題への回答となることを目指しています。「システム運用やセキュリティ対策に関する専門性を持った人材が不足しています。クラウドを使ってサービスを開発する時に、クラウドの設定管理やセキュリティ対策に気を取られて本来やるべき作業ができないのでは本末転倒です。そこを我々がお手伝いし、ITシステム基盤への投資についても最適な構成を導き出しコスト面でも事業を支援することで「ワンストップ」なサービス提供体制を目指したい」とテクニカルエンジニアの嶋佐は語ります。


同じくテクニカルエンジニアとして、嶋佐と共にMCSSP向けの新しい基盤作りを手がける永嶋は、「クラウドを使えば当然、クラウド側のセキュリティ対策という問題が出てきます。本来通信すべきではないところに通信できるようになっていた、といった設定ミスを防ぐには、クラウドを理解している必要があります」と付け加えます。それだけでなく、コストを削減するにはどのようなアプローチでセキュリティ対策を実施すべきかといったことまで、専門家として支援していきたい、と永嶋は話します。
このように、MCSSPはクラウド環境を立ち上げ、システム構成やセキュリティ対策を「可視化」しながら最大限のメリットを得るための「ワンストップサービス」を目指しています。
MCSSP基盤の秘密は自動化
MCSSPは、お客様のDevSecOps全体を支援します。セキュリティではこれまで培ったノウハウを詰め込み、全てのレイヤーの脆弱性管理などの対策を講じることで、お客様のサービスを利用するエンドユーザー様にも安心を提供することを目指します。
MCSSPの特徴はMSPで培った知識を土台と、システム運用の経験をもとに、適用すべきところで自動化を活用しています。これにより、効率や精度を高めていくことができますが、メリットはそれだけではありません。


「MCSSP向けの基盤を開発するにあたって、自動化はキーワードの1つでした。人がやらなくていいものを自動化することで、我々の時間が確保できます。空いた時間を使ってお客様との会話を増やし、お客様がどこに困っているのかの課題を汲み取り、解決に向けて一緒に考える。アイティーエムが理想とする『お客様と伴走する』ことが可能になります」と永嶋は説明します。
オンプレからクラウドへ、社内の挑戦
MCSSPは、アイティーエム内部にも新鮮な挑戦をもたらしています。
クラウド登場前に誕生したアイティーエムは、長年オンプレミスを事業の中心としてきました。クラウドの広まりを受け、MCSSPとしてアイティーエムがお客様のクラウドファーストの流れをサポートできるメニューを持つことは当然の流れともいえます。
現在、社内ではクラウドについて学ぶ研修が頻繁に開かれており、自発的に学ぶ社員も増えてきました。オンプレミスの"当たり前"にとらわれず、お互いに学びながら集合知を深めていると言います。


「MCSSPはお客様と一緒に進めていくサービスです。お客様と一緒に考えながら、最適なシステムにしていくことが狙いです」と嶋佐は語ります。永嶋も、「我々も完全ではなく、知見が足りないところがあります。お客様と一緒に成長し、MCSSPを素晴らしいサービスに育てていきたいですね」と願いを語りました。
MCSSPを通じてアイティーエムの挑戦は続きます。



永嶋信博
Nobuhiro Nagashima
サービスストラテジ本部 / エンジニア
新卒入社から一貫してアイティーエムのエンジニアとして活躍。
最新の技術動向などへの造詣も深く、MCSSP事業のサービス基盤開発等においては、
リーダシップを取ってエンジニアチームを牽引。

嶋佐憲記
Kazuki shimasa
サービスストラテジ本部 / エンジニア
IT環境の運用マネジメントやトラブル対応において、豊富な経験と知識を持ち合わせているエキスパート。
お客様からの信頼も熱く有事の際の頼れる存在。
先輩エンジニアとして若手の育成にも力を入れている。

加藤一隼
Kazuto Kato
サービスストラテジ本部 / エンジニア
柔軟な発想とチャレンジ精神でアイティーエムに新しい風を吹き込む若手エンジニアの代表的な存在。
クラウドに関する理解も深く、先輩エンジニアと共にMCSSP事業を推進。